今年も、山梨からhototo（ほとと）さんにお越しいただき、畑で苗植えをしました。年少組はトマト（中玉！）とキュウリ、年中組はトウモロコシ、年長組は枝豆です。地温もかなり上がってきているので、グングン伸びてくれることを期待しています。
　さて、飯嶋さん（イージー）は畑について詳しいのですが、子どもに伝えるための工夫も「よく知っているなぁ」と感心させられます。今回は大きな画用紙に「やさいさんのすきなもの」を描いてきて、クイズ仕立てで子ども達に伝えてくれたのです。曰く…「お野菜さんが大きくなるのに役立つのは、次のどれが役立つでしょうか？」
　選択肢は４つ。「おひさま・風・水・土」です。大人から見ると「？？」ちょっと難しいですよね。

　正解は…「全部です！」「なぁんだ」ということですが、「クイズです」と言われると、ちょっと考えたくなりますよね。その辺りの流れが上手かったです。最初から「これら４つのものが必要なんですね…」と言うやり方もありますが、対話しながら、すこし笑いも誘いながら進めていました。
　そのお陰か、年長さんの最後には「質問コーナー」を設けたのですが、なかなか本質的な質問がありました。①なぜ枝豆は緑色なのですか？　②なぜ枝豆は丸いのですか？　ほほう、見たままの質問ですが、生物の合理性に迫る質問。「どう答えるかなぁ」とか期待しましたが、そして園長も聞きましたが、忘れてしまいました。
　あああ、思うのです。中学生や高校生になっても、こういう質問をできる子でいて欲しいなと。最近は「調べ学習」として辞書辞典とかネットの使い方も学ぶようですが、キモは「何を疑問に思うか？何を調べたい、知りたいと思うか？」です。イージーの言った、「おっ、それは面白いことを考えたね。いい質問だね」、それを言い続けられる大人でありたいと思います。これが幼稚園のいう「遊びとしての物の見方」なのです。