ライブのよさ
2016/05/16
引き続き、順調にお御堂参りを行っています。今日は「大工と鬼六」。有名な話です。年少組さんも大分慣れてきたので、お話はそのままに、表現の幅を自由に変えられる状況になってきました。
つまり…「大工さんは”鬼六”という名前は分かっていたのですが、少し焦らしてみようと思ったのです」という部分。普通は「鬼一!鬼三!」とナンバーで行くのですが、「鬼一!」「うーん、違う違う〜」でかなり反応が良かったので、いろんなバリエーションを入れたのです。「鬼五郎!」「鬼七!」「鬼六の助!」…まぁ反応のよいこと。ドッと笑っていても、こちらが「じゃぁ…」と言い始めるとスッと静まる。そして、やりながら改めて思いました。「こうして、その場の雰囲気でアレンジできるのは、素話の強みだなぁ」と。絵本や紙芝居、ましてやビデオであったら、こんな風には行きません。子どもが一通り笑い終わった頃合を測ることもできません。昔話はずっと、本などには記されずに語り継がれてきました。その中で、きっと利き手に応じた語り方をされてきたのでしょう。そのブレを許容して、なお筋を失わない強さを、昔話は持っているのだと思います。絵本とかは便利ですけれど、物語本体は、きっとその枠を越えているのだろうと思います。
語呂合わせですが、「ライブ=なま、活きの良さ、息が合う」とか、いろんな連想が広がりました。ああ、楽しかった。
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明照幼稚園
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