今年度、初の園外保育で「世界らん展日本大賞２０１６」に、年中さんが参加してきました。展覧会じたいは何回か開催されているようですが、このような依頼があったのは初めてのことでした。
　お声がけ下さった小林祐治さんは、「花アーティスト四天王」のお一人で、今までにも東北地方を始め、いろんな場所で子ども達と花を活ける活動をしてこられたそうです。「最初はボランティアというか”しに行ってあげる”感があったのですけれど、回数を重ねていくと、子ども達の創造力というかエネルギーを、こちらが分けて貰っている感じがしたのです」というような事を、打ち合わせで話しておられました。幼稚園での花の扱いとは違った、「活かす」ということを追求してこられた方と、一緒に作品を作り上げられたことは、子ども達にとって、思い出としては微かかも知れませんが、貴重な体験になったと確信しています。
　急な企画ではありましたが、保護者の皆様にもご快諾いただき、お付き添いのお願いについても迅速に対応いただきました。短い時間でしたが、お母さん方も、お花を楽しんで頂けたかと思います。そして、ステージでの子ども達の堂々として落ち着いた態度。なかなか立派でした。
　それにしても…子ども達が自由に刺した（もちろん、相当考えて刺した子もいましたが）ものが、あれだけ一体感をもった作品に仕上がるとは…芸術家スゴイですね。