学校法人明照学園
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「緊急のお願いです」?

「緊急のお願いです」?

2015/06/15


 今日は蒸し暑い一日でした。お御堂は普段は涼しい方なのですが、今日は肌にべたべたと湿気を感じました。そんなことで「暑いというより、蒸し暑い」という言葉を子ども達に伝えながら「大工の鬼六」のお話をしました。
 川が増水して橋が流され、大工さんが途方に暮れていると鬼が来て作り直してくれる。ところが鬼の名前を当てないと赦してくれない。しかし小動物が歌で名前を教えてくれて助かった…というものです。
 これ、「名前を呼んでくれること=関係ができること」で救われていく話なのですね。野暮な解説はしませんでしたが、「俺の名前を言ってみろ」「鬼六さん」「そうか…よし、もう一回言ってみろ」「鬼六さん」「そうか…うん、もう一回言ってくれ」「…鬼六さん」のやり取りを繰り返す中で、呼ばれた鬼六の心地よさ・嬉しさを表現してみました。もちろん子どもの「面白がりポイント」になります。名前を呼んで返事するというのは、今は日常過ぎて何の変哲も無いと思うかも知れませんが、今後小学校へ行ったり、上級の学校へ行ったり、あるいは見知らぬ所で「初めて名前を呼ばれる=関係ができていく」ことは何度もあります。いつか、この意味に気づいて欲しいなと思います。
 そして年少さんは、収穫したキュウリを食べているところに遭遇しました。ほんの一切れづつ。その希少性がいいのです。お腹いっぱい食べる必要はなく、一口食べてみる。舌にのせることが経験です。
 年中さんは、輪繋ぎを作っていました。いくつ?たくさん!という感じ。裏表や貼り方、糊代のとりかたなど、いくつかのポイントをおさえての活動です。長く大きくなってくると、また新たな楽しさが湧き上がりますね。
 年長さんは、朝顔の観察日記など描いていたのですが、圧巻はお帰り間際の「スプリンクラー」。わざわざ吹き出し口に寄っていくのは男の子が多いです(園長含む)。”お馬鹿さん”ではあるのですが、可愛らしくも「それがいずれ、勇気の原点になる」と思って見ていました。
「あー、連絡網を回して、着替えを持って来てもらいましょうか?」「緊急のお願いですって言って?」水曜日でなくて良かったです。着替えを準備して下さって、ありがとうございます。

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