今日は始業式。久しぶりに子ども達と挨拶して、一緒に手遊びして。明日からは日常になるのでしょうけれど、何とも新鮮で嬉しい気持ちになりました。短い３学期、密度の濃い時間を過ごしていきたいと思います。
　さて、式の間に、クラス代表の子に前へ出てもらい、冬休みの経験を話してもらいました。遠くへ行った子、お父さんにたくさん遊んでもらった子、お引っ越しした子と様々でしたが、いずれも何か思い出に残る経験ができたようです。「誰か話してくれる人？」に元気よく応える姿は、その証であろうと思います。
　また、「人前で話す」ことはかなり緊張を強いるものですが、男の子もふくめ、しっかり話ができたのは感心しました。２学期の始業式でも同じように「夏休みの思い出」を発表するのですが、その時に比べ、先生からの質問を理解する力にしても、表現にしても、やはり変化が見られました。
　先生方の日誌を見ても、「久しぶりで恥ずかしがる子もいるかと思ったけれど、みんなすぐうち解けて冬休みの話をしていた」姿が記録されていました。一緒にいることは楽しい。そう感じてくれている子どもたちを見て、私たち大人もたいへん嬉しい思いです。世の中は、「お金を使って、物で楽しむ」風潮（子どもが資本主義の対象になっている）がありますが、そこに浸る前に、是非この「一緒に会えて、そのこと自体が嬉しい」という喜びを、しっかり刻んで欲しいと思います。