今日は始業式。朝から元気な声が園内に響いて、何だか無性に嬉しくなる日です。朝の挨拶は幼稚園モードへの切り替え。「先生と会う・挨拶を交わす」事で気持ちも切り替わっていきます。
　長い夏休みで、生活リズムも崩れがちだったでしょうに、子ども達が明るい顔で登園できたのは、本当にお母さんのお陰だと思います。ありがとうございます。始業式では、クラス１名づつ、「夏休みの思い出」を語ってもらいます。水族館へ行った子、大阪へ行った子、外国へ行った子…様々な思い出が語られ、拍手が起きました。
　クラスによってはその後、また別のクラスでは何日かかけて、みんなにお話の機会を作るようです。そうやって、１人の経験がみんなに共有されていくのだと思います。１人で何十カ所にも行ったかのような！
　そうして振り返りが終わると、もう一つの切り替えが起きると思います。つまり、２学期に前向きになっていくという切り替えです。
　坊さんとしての変な習性なのでしょうけれど、仏教では「死後の時期」というのがあり、それが「終わる」ことになっています。いわゆる七七日の事なのですが、それを機に「生きている時に使っていたお骨をお墓にしまう」というのは、理由があるのだと思います。その「終わった後」という時期が終わる…総括とか振り返りとかが、それに当たるのではないかと思います。
　今年は２学期頭初の午前保育を短くしました。職員一同、力を合わせて子ども達の指導を行っていきたいと思います。