年少さんの畑、だいぶスッキリしてきました…トマトは下の方の葉を落とし、実だけが熟していくようになっています。キュウリの葉も元気がなくなって、病気に罹った葉も出てきました。生っている実も、形がおかしなものが増えてきました。両方、そろそろ寿命というところです。
　「幼稚園で収穫したものは、ひと味違うみたい」と言われます（斉藤投手＝ハンカチ王子風）。実際、農薬ゼロ、化学肥料ゼロで作っていますから。そしてもちろん、気持ちの上でも違います。友達と一緒に、ずっと小さい苗から見守ってきたのですから。植えた翌日に、「明日になったら食べられるの？」と聞き、実が付けば「明日になったら食べられるの？」と尋ね、足繁く通った畑で穫れたものです。その手間を知っているからこそ、格別な味になるのだと思います。キュウリなどは連日出てくると飽きてくるものですが、手を替え味を変え、休みも入れたりして全部活用しました。青臭い野菜ですが、これがきっかけで食べられるようになった子もいるのではないでしょうか。
　トマトは、色も大きさも一個ずつ微妙に違います。スーパーの店頭に並べることはできないでしょう。でも、「先っちょにできた方が小さいよ」とか「あっちの方（茎に近い方）から赤くなっていくよ」とか、ちょっとしたトマト博士も生まれているのではないかと思います。
「初めての経験」は、インパクトは大きいですがいずれ忘れていくものです。今回の経験を切っ掛けに、是非お家でも何か育ててみてはいかがでしょうか。今からの時期では、「枝豆」がお勧めです、個人的に（急いで探した方がいいです）。