今朝、あるお母さんから、「フェンスの所のお花、グラジオラスですよね」と、お声がけをいただきました。確かそうだった…と思いながら見に行きます。多分あっていると思ったのですが、改めて確認しました。グラジオラスです（和名は唐菖蒲＝外国菖蒲・オランダアヤメ）。この名前（ラテン語）の由来は「小剣」だそうで、何となく菖蒲（しょうぶ＝勝負）と繋がりがある感じが面白いです。
　また、すぐ近くではミントの花が咲いています。すごく繁殖力が旺盛（種でも地下茎でも増えるそうです）なのですが、花は繊細な感じがします。そんな訳で、ミントの葉っぱも摘み放題。洗ってお湯を注げばミントティーのできあがりです。
　改めて思うことは、「お母さんと一緒に歩いてくる」というのは、移動以上の意味合いがあるのだ、という事です。バスなどで「運ばれて」来る「登園」とはかなり趣も違うと思いました。

「何の花だろうね」という１つの会話でも、それは世界へ関心を寄せることです。

　先日の専門学校見学の後、彼の地で「幼稚園にあった木で、名前の分かるものはありますか？」と全員に聞いてみました。確か１０種類位は出てきたと思います。多いか少ないか？はさておき、「大人の役目の１つは、世界と子どもを繋ぐこと。私が向き合うだけでなく、私の背後の社会へ繋ぐこと」であると覚えておくことは、よいことだと思います。