今日は３学期の始業式、そして新アスレチック「ヤッホー」お披露目の日です。名前、ようやく決まりました。子どもたちから公募することも多いと聞きますが、これは私たち職員で考えました。それぞれの願いを出し合い、園長が検討しました。「ヤッホー行こうよ！」そう言うだけで、なんだか元気が出てきます。
　さて、全員が一緒には行かれないので、今日はトップバッターで年長さんが遊びました。先生の説明も真剣です（難易度が、かなり上がっているのです）。特にジャンプ台の説明の時、誰かが言いました。

「○○君、笑ってるけど、そんな場合じゃないよ。」

　その通り、ヘラヘラ笑って制覇できるような、甘い遊具ではありません。でも、そのタイミングがあまりにもピッタリで、私は笑ってしまいました。失礼しました。
　計画の段階で、先生方からも色んな意見が出たのですが、「挑戦する場であってほしい」という思いが、色んな所に反映されていると思います。特に２階以上には、いくつもの難所が待ちかまえています。ホールで挨拶をしていただいた設計の方も、「たくさん挑戦してくださいね！」と締めくくっていたほどです。
　そう。自らの力で思いを遂げる。その具体的な場であって欲しいのです。ですから、「あそこへ行きたいよぅ」と願い、先生に頼んでも助けはしません。すぐ手に入れる必要はないのです。それより、如何にして＝自らの力で＝手に入れるというストーリーこそが大切だと思います。
　結果として、年長さんは３階が気に入ったようでした。１階にも、お店屋さんコーナーとかあるのですが、彼らには今のところ興味がないようです。これから年中さん・年少さんがスタートしていきますが、それぞれに合った使い方・居場所があるように設計されていますので、子どもたちがどのように使いこなしていくか、楽しみです。
　また、今日は３つのお土産を用意して、気分を盛り上げてみました。風船は残念ながら今日限りですが、お写真とシャボン玉は、幼稚園でとっておけるものです。園内に、そして園を源流として、黄色い風船が街にたくさん流れていく風景は、なかなか見事なものでした。
　これから、子どもたちが使うに従い、少しずつルールを作っていこうと考えています。「何のために、このルールがあるのか」をできるだけ見える形で積み上げていきたいと思います。
　保護者の方・卒園生に向けてのお披露目もしようかな…。そんな思いもよぎった園長でした。
　改めて、後援会の皆様、PTAの皆様にはご寄付いただき、御礼申し上げます。ありがとうございました。形を変えて、子どもたちの笑顔に、歓声に、生きる力になってくれることと思います。