視線の先は
2013/02/13
この一週間は、たんぽぽぐみさんで、「子どもの様子、生中継」をしていました(初めての試みです)。子どもの姿、先生の姿含めて、そのままを観察して頂こうをいうものです。
私はカメラ係として、なるべく全員を撮るべく動いていましたが、時折「じゃあ、お母さんによく見えるように、園長先生のカメラに向かって見せてごらん」という声がかかりました。私は子ども達の目線近く、大人で言うとお腹ぐらいの高さでカメラを構えていました。
子どもが寄ってきます。モニターを見ると、「あ、上目遣い」とすぐ気づきました。子ども達は、カメラのレンズではなく、それを持っている私の顔に視線を向けて、「見て!」と言っていたのです。
子どもが見せたい相手はお母さん。これは間違いないでしょう。しかし、現実に見えているのはビデオカメラのレンズと園長の顔。思いを伝えたい時見るのは…やはり顔の方でしょう。
2001年宇宙の旅では、たしかコンピュータがレンズ越しに乗組員を見ているシーンがありましたが、それはSFだけのお話。子どもにとっては、目もあり口もあり頭もある、人の顔に向かっていくのが、やはり自然というものです。そして、「受け取って貰った」と感じた子から席に戻っていきます。それは私が「うん、できたね!」等と反応したからだろうと思います。
今週末のお遊戯会。子ども達に「見てもらった!喜んでもらった!」という実感を与えてあげられるのは、お客様方です。その事で子ども達が自分に自信をもち、また一歩世界を広げられますように。そんな「子ども達のため」のお遊戯会である事を、頭の片隅に置いてお越し戴けると幸いです。
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明照幼稚園
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