祓う(払う)しかできない。
2013/02/01
今日は節分の集いでした。今年は例年と違い、年長さんにも鬼が来たようです!全学年、元気に豆を撒いて鬼を追い払いました。その後ホールで集い。私も話していて、ふと気づきました。
鬼を払うことはできても、絶滅させること・斃すことはできない。
昔の考え方では、鬼は大晦=一年中の歪みが全て集まる=の象徴だった訳ですから、嫌でも応でも必ず来るのです(だから、翌日が立春なのです)。大晦日がなければ新年が来ないように、鬼がなければ福もない、という事を現していると思うのです。
子ども達にも話しました。「意地悪や泣き虫や、いろんな鬼を追い払ったんだね。だからみんな、こんな元気な挨拶なんだ!」そう、滅ぼした訳ではないので、きっとまた元気を失ったりする日は来ることでしょう。しかし、「滅した・もう来ない」と慢心してしまうのではなく、「追い払っただけ。また来るかも知れない」と思って自制してゆく姿勢が大切なのではないか、と考えています。
行事は年に一度きり。しかし、それを契機にして日常を見直す。それがイイトコロではないかと、と思います。
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