今日は３学期最初のお御堂参り。お話は「わらしべ長者」でした。このお話、最初は取るに足らない「わらしべ」が、最後はお屋敷になってしまうという、まあトンでもない話です。しかし、みんな何かしら困っていて、取り替える度にみんな「ありがとう」と言っていくのは注目に値する気がします。見方によっては「相当ラッキーな話」なのですが、出てくる人たちにとっては「困っていたのを助けて貰った」という事になっているのですね。人それぞれ、状況によって価値観がだいぶ変化するという、人間の性質を表しているのでしょう。私たちが子どもを見る時も、つい「こんな性格だから」と片付けてしまうことがあります。しかし人間、ましてや子どもですから、環境や状況によってかなり考え方や価値観も変化します。私たちは、周りを作る事で、子ども達により良い＝社会で喜ばれ生きていける…価値観を持った子どもを育てていきたいと思います。