学校法人明照学園
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名まえを呼ぶこと

名まえを呼ぶこと

2011/11/21

今日は、久々のお御堂参りでした。例年のことですが、「咳の出ている子がいますね」とこちらが言うと、途端にゴホゴホが響き渡ります。そこですかさず、咳のマナー。「手やハンカチでおさえると、ばい菌が飛び散らないよ」というお話をしておきました。子どもって、言われると本当に喉がムズムズするようです。なんだかおもしろいですね。さて、今日は「大工と鬼六」のお話。ちょうど自然災害(大水で橋が流されてしまう)というくだりもあったので、その辺りも、ちょっと雰囲気を出してみました。そして、クライマックスは、大工の鴈治郎が鬼の名まえを当てるところ。大工は名前を知っているのですが、「惜しい」名まえを連発して鬼をじらします。最後に「鬼六だ」と叫ぶと、鬼はしゅるしゅると消えて行ってしまいます。これは、もしかすると「正しく認識した時に、その問題は消滅する」というテーマなのかなと思います(以前にも、このブログで書いた気がします)。表面に出ている姿は破壊的だけれど、実は「橋を架ける」という建設を司っている、鬼六。人間が正しく認識すれば、そして関係性を築ければ、ちゃんと役に立ってくれるということなのでしょうか。 それにしても、子どもたちのお御堂での態度は、なかなか立派です。見た目も声色もほとんど変わらない素話を、あれだけ真剣に聞けるのですから。狙っていた場面でサーッと盛り上がると、こちらも大変嬉しくなってしまいます。

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