学校法人明照学園
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つながって

つながって

2011/03/04

体操参観も、いよいよ佳境、年長組さんの後半に差し掛かっています。お母さん方の様子をふと見たら、小さく、子どもに拍手を送っている方がありました。その子を見ると、親指をぐっと立てて、「やったぜ!」という顔をしています。お母さんはきっと、「やったね!」と笑顔で応えている事でしょう。 そんな姿を見て、私の長女との最近の会話を思い出しました。「もう11歳なんだから、親が喜ぶからする、親が怒るから見せない、という価値基準から脱却しなさい」という話をしたのです。そう、本来人間は、「誰かから誉められるからやる」「怒られるからやらない」というものではありません。それは自立した人間の姿ではありません。10歳頃から、この「一人立ち」の準備は始まるとされています。言い換えれば、幼稚園を含むそれ以前の時期、たくさん親との心の交流をして欲しいと思うのです。その中で、価値観を共有し、みずからの考え方を作っていく。「やったね!見て!」という子どもの視線にどう応えるか?その積み重ねが子どもの性格を形作ると言って、過言ではないでしょう。 言い換えれば、10歳を過ぎる頃から、子どもは「やったぜ!」という顔を親にはしなくなります。仲間に向けて、仲間と共に出す表情です(もちろん、親に向けることが絶滅する訳ではないでしょうが…)。今の、親に向けているその嬉しい顔を覚えておくことは「親としての自分歴史」のなかで、必ずや輝いた一頁になると思います。

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明照幼稚園
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