今、幼稚園では子ども達がお遊戯会の練習中です。園内を歩いていると、年長組の部屋からハンドベルの音が聞こえてきました。全員で一つの曲を演奏する、たいそう迫力あるアクトです。聞いていると、自然と「ユニゾン」という言葉が浮かびました。狭義では「一つの音。同じ音、またオクターブ違いでも同音」を指し、広義では「斉唱・調和」などの意味があります。全員が同じ楽器で、一つの曲を演奏する。あたかも全員が一つの楽器になったかのような感覚でした。音楽は最初から最後まで、音符と休符でできています。つまり、一瞬も気の抜けない活動です。その中で、音を通じて子ども達の心が一つになっている。大袈裟ではなく、本当に実感しました。それぞれ個性豊かな子ども達。その力が一点に集中している様を、当日は是非お感じいただきたいと思います。