話の寿命
2010/11/08
今日はお御堂参り。初めての試みとして、落語「ちょうず回し」をやってみました。落語というのはテンポも速く、ある程度常識がないと笑えないものが殆どなのですが、これは身振りというかビジュアライズが楽しそうだと思って選んでみました。クライマックスの「早くちょうずをまわしてくれ!」「はい!」の部分は笑ってくれたのですが、オチても話が終わった感じがしなかったようで、暫く空白の時間が流れてしまいました。で解説。いわゆる馬鹿話の一つではあるのですが、「分からないこと、知らないことは素直に聞くのがよい」という逆説ストーリーになっています。幼稚園の子ども達はそんな事ありませんが、小学校が見えてくると「知ったかぶり」の子もだんだん出てきます。プライドは大切ですが、そればかり気にしていると、「ちょうずをまわす」事にも成りかねません。話していて感じました。「ああ、子ども達が面白がってる。共感が広がる間は、この話に寿命は来ていないんだな」と。どんな昔話も、「昔から今に伝えられている」話です。きっと何某か、真理を示しているから生きながらえているのでしょう。今日は子ども達に「落語」という言葉を紹介しましたので、家で「落語やって〜」という子がいるかも知れません。よかったら定番の「じゅげむ」でもご一緒にどうぞ。
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