今年から、「敬老の日」に何かやろう。…そして、お葉書を出そうということを決めました。母の日、父の日、お盆、敬老の日と、子どもを取り巻く人たちとの繋がりを意識できる行事として。園によっては、訪問など色々な取り組みがあるようですが、我が園は運動会の練習もバッチリ入るので、なるべくシンプルに…と思いました。
各学年、昨日投函に行ったのですが、それぞれ学年の個性が出て居るなぁと感じました。中でも年長さんは「自分で切手を買う」という活動まで入りました。
自分で稼いでいる訳ではない幼児が、本物のお買い物をする事については、担任と私とで意義の確認も含め議論をしました。幼稚園では基本が「ごっこ」ですが、明らかに「遊び」ではない活動です。しかし結論としては、「一人前に向けて成長している」事の自覚を促す事を含め、自分でお金を払い、幼稚園まで自分で持って帰る事としたのです。
非常にありがたい事に、郵便局も協力的で、個別に袋に入れて下さるなどの配慮を沢山いただきました。それこそ、郵便局宛てにお礼状を出したいほどです。先生も、「これは本物で、お父さんやお母さんがお仕事をして、みんなの為に使おうって、大切にしてくれたお金の一部ですよ。無くしたら代わりはありませんよ」と、しっかり伝えてくれました。子ども達も、誰一人無くすことなく持ち帰ることができました。

改めて、「子どもの成長にとって、どうか？」という視点を明確に持つことの大切さを感じた園長でした。