生で見る人形劇
2009/12/03
今日は、バザーの収益金から「人形劇団ひぽぽたあむ」さんにお越しいただき「かえるくんかえるくん」の上演をしていただきました。主催者の永野さんは人形劇の大ベテランで、教諭向けの講習会やワークショップも行っている方です。
その永野さんから、事前に『現代と教育』に投稿された原稿のコピーをいただきました。そこには、生舞台ならではの、子ども達の姿が生き生きと書かれていました。お話の起承転結で言えば「転」の場面。仲良くなった新しい友達が唐突に「帰る」と言い出します。その時の子どもの反応ー以下引用。
幼児だけの観劇のときは、身体をゆすったり、周りを見回したり客席中がゆさゆさ揺れる。一見、観ることに飽きたような空気になる。先生や親に関係の無い話をする子どもがいる。これは創り話なのだと確認しているのか。観るのが嫌なのだろうなあ、辛いのだろうなあと私は推測する。どうも幼児達は感情をそうやって表出し状況を受け入れようとするらしい。
まさに、昨日もこの場面が見られました。子ども達は本気でかえるくんを心配し、まさに固唾をのんで見守る姿は「没頭」と呼ぶにふさわしいものでした。そのように「体が気持ちに即応して動く」という事と、「周りの人たちに迷惑をかけない」という事の両立が、幼稚園の目指すべき姿なのだと思います。今日の劇を楽しみ、今後の劇を楽しむマナーを身に付ける。その両面があると思います。「行事」かつ「保育論」な一日でした。
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明照幼稚園
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