昨日は幼稚園に鬼が来ました。それも全てのクラスに！最初はクラスのドアがガタガタと揺れ、その方を見ると何やら怪しい陰が見えます。そして「わぉー」と鬼がなだれ込んできます！大きい鬼、小さい鬼、みんな金棒を持って子ども達に迫ってきます。その時！「鬼はー外！」先生の元気な声が口火を切り、子ども達も一斉に豆を撒きます。歌の通り、「ぱらぱら」盛んに音がします。「鬼はー外!福はー内！」元気の良い声が暫く続くと、鬼たちはすごすごと引き下がっていきます。ああ良かった！退治した！これで体の中の悪さをする鬼たちも出て行った。子ども達はみな、ほっとした表情を浮かべています。　ここからは子ども達に秘密なのですが、小さい子たちがほっとしたその頃、年長組の部屋ではお面を取った子ども達が顔を見合わせて笑っていました。鬼は年長さんだったのです！例年続くこの演出は代々受け継がれていますが、毎年様々な趣向で見ていてとても楽しいです。今年は特にお面に力が入っていました。目や口の表情が実に鬼らしく、大きさも相まってかなりの迫力でした。先生の陰に隠れ、片手で先生のエプロンをしっかり掴んでいた年少組さんが微笑ましかったです。