集まりたくなる

 外は寒いですが、子ども達は外で色々と「楽しいこと」を探しているようです。
 年末に植えたチューリップは、少し芽が出てきました。子ども達は目敏く見つけて、嬉しそうに話し合っています。そして、先生が固形肥料を撒くことになりました。しっかり手袋をつけ、「肥料を触るときの注意点」を表現しています。正直、「さぁ、肥料を撒きますから、見にいらっしゃい〜」と呼び集めるような、派手な活動ではないのですが、「何だろう?」と関心を持った子ども達が集まってきました。「これ、みんなはできないのよ。肥料を触ってから手や口を触ったらいけないから」と、子どもの思いを掬いつつ、返事と理由を自然に伝えています。
 そして運動場エリアでは、別の先生が子どもと「追いかけごっこ」をしていました。そして次の瞬間から、段々子どもが増えていきました。さっきは一人だったのに…。見ていた子どもが思わず「僕も!」と走り出したのですね。特に年少さんあたりの年頃、「走る」というのは相当楽しいことのようです。「楽しい」というのはつまり、発達段階に合っていることだと理解していますが、先生の側が多分それをキャッチしたのでしょうね。お互い笑顔で追いかけっこをしていました。
 私は先生の持つ雰囲気として「子どもが近寄りたくなる人である」ことは大事だと思っています。もちろん、「時には厳しい」であることも大切ですし、叱ることを決めたら躊躇しない方がよいと思っています。ただ、土台として「近寄りたくなる」を持っていること。「せんせーい」と声を掛けやすいこと。「何だか面白いことが起こりそうだ」とワクワクさせてくれること。それが、「先生」の資質ではないでしょうか。