分かった?


 今日は、園内を歩いていると、年中組で丁度良いタイミングで入ることができました。劇の通し練習が終わったところで、先生としては「もう一回、通しておこうかしら…」というところだったようです。
 私からは「みんなは何の劇をするの?ふーん、それ、園長先生よく知らないなぁ。見せてくれないかな?」とお願いしました。先生はすぐに察して「お話を、園長先生に伝えてあげようよ、とどけようよ」と、子ども達にねらいを示してくれました。音楽劇なので、歌でストーリーが進んでいきます。確実に覚えていて自信を持って歌える曲と、そうでもない曲がありました。
 見終わってから、私としては「なるほど、つまり元気のない人でも、勇気づけてみんなで一緒にやれば楽しくなるって事なんだね」と、やや抽象的にまとめました。「うん、そうそう、そういうこと」と、子ども達も満足気です。
 次に「でも、あそこはよく分からなかったな。どうして逃げ出したのかな?」と、「よく分からなかった所」を伝えました。「お化けだよ〜!」「そうか、みんなで歌っていたけれど、先生よく聞こえなかったんだ」と言うと、すかさず先生が「あの曲のところ、確かにみんなの声が小さかった気がする。だからちゃんと伝わらなかったんだね」と締めてくれました。
 お遊戯会は「演じる」に止まらず、「見て貰う・伝える・届ける」というのが大きな要素です。子ども達にとっても「物語を理解し、演じる楽しさを味わう」から、「物語の面白さを伝える」という課題に入ってきたのだろうと思います。お客さん側からすれば「可愛かった、格好良かった」に止まらず「あのお話面白かった、よく分かったよ」と受け止めることは、ある意味「子ども扱いに止めない」事ではないかと思います。