ヘビがにょろにょろ

 今日は全学年とおしての「縦割り保育」で、全員が「螺旋切りから、ヘビのおもちゃ」を作りました。年少さんと年長さんが一緒のクラスになっている中で、同じ物を作り同じように遊が、楽しむのが命題ですから、「何をするのか」はかなり絞られてしまいます。実際、何年間かの試行錯誤のすえ、現在はこの活動に落ち着いています。
 各クラスが全く同じ進み方をした…とは思いませんが、概ね「大きい子は、小さい子が困っていたら助けてあげてね。教えてあげてね」という雰囲気であったろうと思います。暫くすると、園庭やホールで、沢山の子ども達が走り回っていました。
 胴体の色や模様もそれぞれです。何だかリアルな感じのもあれば、カラフルにデザインされたものもいる。比較的単純なのに、平面から立体ができて、遊ぶことができる。曲線を長く切ることで「渦の向きや左手の動きが大事」に気付く。ハサミのスキルとしても、自由度の高さとしても、完成後の遊びとしても「なかなか」のものなのです。
 先生方も、一斉活動をアセスメントとして、「あの子、この辺りが上手よねー。普段はどうかしら?」「あの子、ちょっと迷っていたみたい」「よく気を配っていたわね」「そんな一面、知らなかったわ−」等々、子ども達の様子を情報交換していました。

 暫く、走り回る子ども達を見ていたのですが…年中組の子が「ストローのここ(曲がる蛇腹のところ)、虫のお腹みたいでしょ!」と言ってきました。確かにカナブンのお腹や蝉に似ています。すると、それを聞いていた子が「ダンゴムシだ!」

 …ですよね。「ヘビが」とか「巧緻性が」とか「表裏が」よりも。ですよね…。子どもがどこに関心を持つかは分かりません。けれど、関心を持ったことがあったら、そこを突っ込んでいく。追っかけていく。それが先生の面白さの一つであることは、間違いないと思います。