示して尋ねて受け止めて

 今日は2学期の始業式。子ども達の賑やかな声が、幼稚園に戻ってきました。
「身内ほめ」で恐縮なのですが、司会の先生による「夏休みに楽しかったこと!」は見事でした。
1)最初に、「ねぇ、先生も夏休みに楽しかったことがあったから、聞いてくれる?」
 まず注目を集めたわけです。
2)自分で壇上にのぼり、「私は◎◎ぐみの◎◎です。夏休み、◎◎へ行ってきました。」
 短い文章で、もっとも出るであろう「最初の一文」を示しました。
3)それから各学年の子どもに代わる代わる話して貰いました。「どこどこへ行った」もあれば「何何をしました」もあり、「妹が生まれました」もあり。
 学年によって、また最初の一言に対応して「次の質問」を柔軟に変えていきました。

きっと、どの子にとっても「話せて良かった」「聞けて楽しかった」という収まりをしたのではないかと思います。壇上で詰まるようであればすぐフォローし、声が小さければフォローし、話したことを少し整理しながら周りの子にも分かりやすく話し、「あなたの話を聞きたいんだよ〜。聞けて嬉しいよ」という雰囲気で、緊張をほぐしてくれました。
 「絵の表現についての扱い」でも似た文脈なのですが、「話せたね。なるほどね、楽しそうだね」を返し、「また話したいな」に繋がるインタビューができれば、まずはそれで良いのかなと思いました。もちろん今回がスタート地点ではなく、1学期や夏休みの間、そういう「扱いをされてきた」ゆえに今日の舞台上でも堂々と話せたのだろうと思います。
 仏教的に言えば、因果が回るということです。今日の「果=受け止めて貰えた」が、また次の行動の「因=やってみよう!」になるということ。

更に俯瞰してみれば「私達の反応は、次の主体性の因となる」なのです。