道の向こうに


 今日は年長さんを送る「花道」を作りました。例年ですと「アーチ」なのですが、囲う形を避けて間隔を作るための工夫でした。とても良いお天気で、明るい園庭を歩く子どもたちは、とても誇らしげで立派に見えました…いや、見紛うことなく立派でした。
 ふたばぐみ、年少組、年中組、そして年長組お母さん方から拍手や心の中でお祝いをかけていただき、大変ありがとうございました。去年・一昨年と「送る側」だったのが、実際歩くというのはどんな感じなのでしょうね。花道に入ったら出るしかありません。一方通行です。のんびり歩いても、ぴょんぴょん跳ねても、俯いてでも出口は同じです。
 坊さんをしていて思うのですが、お釈迦様は「生老病死は誰しもが免れ得ない苦である」とおっしゃいました。けれど、それ以上を仰っていないということは、「生き方、老い方、病み方、死に方は誰しも免れ得ないもの、ではない」ということなのかも…と思います。明るく生きるも暗く生きるも、自分次第。「何が免れ得ないのか」が明確になることで、逆に「何が自由なのか」も見えるような気がするのです。
 これから子ども達が「どんな」一年生になり、「どんな」一生を送るのか。それは自由なんだよ、と言っている(気付けよ、と言っている)のが「四苦」なのかな、と思ったりします。