ワークで見立てる

 今日はワークブックを行っているクラスがありました。今は「体験こそ大切」ということでワークブックを行っていない幼稚園や学年もあるのですが、目的をしっかり持つことで効果を上げられると考えています。
 それは、「ワークブックの一回で何かを身につける」ことを重視するよりも、「その課題に取り組む姿から、子どもの育ちを見る」ということです。かっこよく言うと「アセスメント」、日本語では見取りとなります。
 子どもは試行錯誤を繰り返すことによって「どうすればいいか?」を発見していくことから、小学校でイメージする「一度聞いて学習する=次回からは行動が変わる」というのは難易度が高いです(それにしても繰り返して定着を図るように作られていますね)。しかし、ワークブックはページごとにテーマや課題が変わり、基本的に繰り返しません。ですので、一度取り組んだら「もう一回」はあまり望めないのです。
 その代わり、しっかり先生が結果を見て返すことで、「この子の理解・この子の器用さ・この子の持っているイメージ」はどんなものか?という見立てをして、それを日常に活かしていくということになります。図画的なワークであれば自由遊びの中で「あの技法、やってみよう」となりますが、理解系のものですと「言葉が分からないかな?イメージが湧かないかな?集中力はどうかな?どんな動作で行っているかな?」といった「子ども理解のため」という側面が大切だと考えます。特に言葉の理解については、ワークをしてみると見えやすいと感じます。「できた・できない」に一喜一憂せず、「子どもがどこで困っているのか(躓いているのか)を見るための道具」と意識すると良いと思います。