相対的・絶対的


 今日、年長組の練習を見ていました…。雨天なので園内での練習です。
 年中以上は隊形移動があるのですが、子ども達の姿にも、指導の姿にも「年長ならでは」の扱いを感じました。それぞれなかなか…かなり…頼もしい感じです。
 広いフィールドに自分がいるとして、「どう動くのか?どう踊るのか?」は極力自分で思い出し、判断していかなければなりません。3年間を見通した上で、「見て、真似をする」という段階ではなく、自分で考えて(つまり、思い出し判断して)披露する時期です。
 練習の場ですから本番と違うところがいくつもあります…スケールにしても、方向にしても、見えている景色にしても。一番望ましいのは現地=同じ広さで、同じ地点で、同じ景色を見ながら=で行うことですが、今日の環境はいくつか不利な点がある、ということです。
 動きに言葉を(名前を)つけ、言いながら練習していくのは年中組と共通です。しかし、年中組が「見立て」に近いのに対し、年長組は体の部位や動作を比較的正確に示しています。そうやって「扱いを変えていく」のは、先生方って本当に上手です。
 さて「絶対的」というのは「どちらを向くか?どちらへ行くか?」において「園庭!ヤッホー!」という示し方です。その時の子どもがどちらを向いていたとしても、共通の方向を向くことになる。
 一方「相対的」というのは、「その時に状況に対して、どちらか?」…つまり「右」とか「左」という示し方です。「(向かい合わせで見えている、あの子ではなく)自分にとって、右はどっち?」というのは比較的難しくないのですが、誰か他人を見て真似ているばかりだと、間違えやすいことです。(自分にとっての右を向く、というのは向こう側に見えている子と違う方向を向くことになります)。
 実際の日常会話では、これらは混在しているのでしょうけれど、時おり、「何でもアッチと表現するかな?相対的な表現ができるかな?説明するのに絶対的な表現ができるかな?」などと思いながら子どもと話すと、「今の子どもの理解度が分かる=アセスメントになる」と思いますよ。