経過を大切に

 園内では、下旬に行われる「お買い物ごっこ」に向けた準備が進んでいます。今のような形態に変えてから4年目くらいになりますが、例年子どもたちも先生たちも手探り・試行錯誤の中で行事を作り出している姿を見ます。
 年少さんは、まず「作る。そして、それを使って遊ぶ」というのが大まかな目標となります。形としては以前からのものに一番近いところに居ると言えます。各クラス回って見ると、みんな真剣な、集中した表情。笑顔とは違いますが、これも子どもの成長だと思うとうれしくなります。
 年中さんからは「本格的な」話し合いに基づいた活動となります。いろんな夢やイメージは膨らむものの、現実「できること」とのギャップの大きさに(後から)気づくのもこの学年です。そして、男女差のようなものがけっこう見られます。女子はコツコツと、小さなものをたくさん作ったりするのが好きなようです。男子は「すぐ遊びたい」という思いが強いよう(作った端から遊び始めている)ですが、「これは新型の丸ノ内線」などと、細かく説明してくれたのも男子っぽさの一端のように見えます。
 年長さんで驚いたのは、「お店の概要」をまとめた計画書が作られていたことです。「見通しを持った活動をする」ということですが、具体物を使ってイメージを共有しているのかな、と思いました。また、品物だけではなく看板やメニューなど、細かいところを作っているのも、行事そのもののイメージがあるからでしょう。何人かで役割分担して、それが機能しているのも年長さんらしいです。
 ということで、当日はもちろん楽しみでしょうけれど、その過程を楽しみながら活動している姿を、お伝えしました。