見て話して書いて


 今日は「芸術の秋」よろしく、全学年とも製作・絵画活動をしております。各学年について、簡単にご紹介します。
 まずは年少組。「果物観察」です。園庭の姫リンゴも色づき始め、ホール横の柿の実もだいぶ大きくなってきました。秋はいろんな彩りがあるということで、例年行っている活動です。テーマになることは「見たように描く」こと。これ、とっても難しいのです。玄関に飾ってあるボタニカルアートは写実的というか虫喰いだの枯れかけだのを(恐らく)忠実に描き出していますが、子ども達の表現はなかなか「見たまま」にはならないのです。「リンゴは赤」と知っているが故に、真っ赤に描く。先生はポイントを知っていますから「赤だけじゃないよね、どんな色が見つけられるかな?」と一生懸命問いかけていますが、知識のあることが見えている世界をゆがめているのです。かなり「よく見てね〜」と話しかけ、黄色や緑などの「リアルな色」に気付いてくれたらいいな、と思います。生きていく上で必要な知恵は「紅いのはりんご」で構わないのですが、そう捉える間に気付かれず捨てて置かれる「見えたこと」があるのですね。
 年中組では、ドングリの壁飾りを作っていました。そもそも壁掛けというのがどの程度一般的なのかは分かりませんが、これも季節の製作。頭に色んな毛糸をまいて、「表裏でたるまないようにね」と注意点を聞きながら、慎重に作っていました。
 最後の年長組は、水彩えのぐ遊び。山盛りのかき氷に色づけしていました。先に紙面を濡らしていたので、絵の具がぱぁーっと広がります。いろんな味(イカスミ味も!)が表現されていましたが、楽しそうに相談している姿が多く見られました。何事もコミュニケーションの種とできる、年長ならではの姿だと思いました。