見上げて歌おう


 お天気も良く、年少組さんも園庭で遊ぶ姿が増えてきました。その中で典型的なシーンが見られるのが「ブランコの前」です。
誰にとっても気分がいい、自分の力で動かせる。ブランコは人気の遊具です。
 やりたい子は多くても、数には限りがあります。「僕がやりたい」「私が先だ」…というやりとりが、しょっちゅう見られるのです。
 ココが幼稚園の狙い所!葛藤場面の出現です。「せめぎあって、譲り合って、お互い様」という冨田冨士也さんの言葉どおり、「自分の想いも主張して、お互い引けるところは引いて、でも相手も同じなんだと知る」…遥か長い道のりではありますが、その「人間関係の基本形」を身に付ける一歩なのだと思います。
 今日の先生の記録からは「10数えて待っている」「鯉のぼりを見上げて待っている」「鯉のぼりの歌を歌って待っている」姿が見られたそうです。何れも自身の気持ちと向きあって、対処している姿=情操の姿=であります。ノビノビ泳ぐ鯉のぼりを見て、自分の番を楽しみに待つことができたら、それはきっと「つまらない、無駄な時間」ではなくなっているでしょう。