成長を捉える

 水曜日は午前保育ですが、今日は先生方で園内研修会を行いました。本年度は例年とかなり違う日程で運営していますが、その中でも「子どもの成長の姿をきちんと捉えよう」ということで、9月から現在に至るまでの子どもたちの姿をまとめました。
 ふたばぐみ(2歳児・週5日クラス)では、ある男児の好きなおもちゃをめぐる変化が報告されました。好きなだけあって車に詳しく、「これは〇〇の〇〇っていく車。幼稚園に来るときにあるのは〇〇」と、かなり明確に見分けているそうです。最初は自分が主に使っていたのですが、次第に他の子も車が気になり遊び出すと、「これは僕のだ」と思っていたのでしょうね、葛藤が始まりました。
 先生は、繰り返し丁寧に「これは幼稚園の車だよ。みんなで使うんだよ」と伝えていきました。そのうち、彼の気持ちに変化が生じて、ついには「一緒に駐車場を作ろう」という遊びに発展していったのだそうです。
 …こういった、「おもちゃの貸し借りを起点に、友達と社会性が築かれる」というのは年少組でよく見られるモチーフなのですが、2歳でもそういった場面があったのは驚きでもありました。今のところ少人数であることもよく作用したと思います。先生の行動としては「伝える」、そして自分が変化することで遊びが広がる。とてもよい成長と、その見取りがされていました。
 年少組では、運動会をテーマにした報告が続きました。「玉入れ」はクラス対抗で勝ち負けもはっきりつくので、子どもにとってはストレスになる場面もあります。しかし、その「問題をどうやって乗り越えていくか」、そのプロセスこそ私たちが経験させたいことです。「つまらない」と言っていた子たちが、他学年からの応援も得たりして積極的にやっていく姿がありました。
 ほんとうに、運動会というのはエピソードの宝庫です。「どうしたら勝てるんだろう」と考えたり、「いまはお母さんを見ないで踊りに参加する」という自立への気持ち、もちろん悔しさ嬉しさの体験。みんなで改めて当日のことを思い出し、笑顔が溢れました。
 発表を聞いている側も、「自分が担当した時は…」「その子は以前は…」と様々なコメントが出て、全体として保育観(勘)を共有できたと思います。来週は後半。今から楽しみです。