行事が終わって


 第2回目のお買い物ごっこが終わり、先生方の振り返りがありました。第1回の後にも軽く行ったのですが、「2回行うこと」によって子ども達の変化もあり、話題も多岐にわたりました。
 まず出たのは「開始15分で品物が売り切れてしまいました」という件。スタート直後から年中組・年長組の子ども達が殺到し、バーゲン会場さながらの争奪戦があり(?)、「終わっちゃった…」とのこと。第1回はもっとゆっくり売れていたので、おそらく「個数限定だから、早めに行かないと売り切れちゃうよ」という情報が回ったのでは…と勘ぐってしまいました。「個数をもっと増やした方が良いのでしょうね…」「でも、個数優先はおかしいですよね…」先生方もいろいろ考えます。「どうしたら、子ども達が楽しめるだろうか」「学びに繋がるだろうか」という問題意識を持ち、あれこれ検討をしていきました。
 「あるいは、時間をコントロールしましょうか?」「売り切れになった時の指示を共有していませんでしたね」「回る人数が多かったからかしら」「体験型と販売型が混ざっているから…」色々な意見が出、検討が進みました。今までの経緯や、それぞれの先生の経験と思いも、自然と語られていきます。
 以前は何か問題が出ると、「それを解決しなければ」という意識が強く、結果として屋上屋を重ねることもあったように思います。しかし、今の話し合いを見ていると、「なるべくコントロールして問題が出ないようにするよりも、ある程度は”起きるかも知れない”として、”起きたら対応しよう”」という、柔軟な志向になって来たと感じます。
 私がネットで受けている人生相談でも「この問題がおきたらどうしよう、あの問題がおきたらどうしよう」と悩む余りに一歩も動けなくなっている姿を見かけます。
 機械であるなら、エラーを避けるように予めプログラムする必要があります。けれど我々人間は、その場で何とか対応することができます(それこそが人間らしさでしょう)。「プログラミング学習」が訳分からないままにもてはやされているようですが、子どもの発想を「予め、全てを想定して対応しておかないと不安」に育てないよう、ご用心ご用心。