森永先生講演会御礼

保育参観に引き続き、保護者対象の講演会を行いました。講師の先生は本当に多彩な経歴と経験をお持ちで、子育て・障害・諸外国・犬の子育てと、本当に広い視野で見ることができる方です。今回はそのごく一部しかお話いただけなかったと思いますが、最終的には「あとから振り返ればいい思い出になるのだから、その場凌ぎをしたりせず、立てた目標(自立)に向かって、子どもの姿を見ながらやっていく事が大切」ということであると思いました。ただ、自立という事のイメージが現代では持ちにくくなっている事、そこに至る速さにも個人差があること(自立しないで済む道具や環境も増えましたし)等、印象に残りました。終わりで私がいくつか質問してしまったので(対談?)、いろいろ聞きたい方もあったかも知れませんが「震災後ということを、滅多に体験できない勉強の機会と捉えて」というお話は、長く生きてこられたからこそだなと思いました。打ち合わせにお伺いした時「避難所での食糧事情とか、東京でも分かるでしょう。おにぎり2個と菓子パン1個で一日分の食料。それによる空腹。それを体で経験しておくのは大切ではないですか?」「避難するにしても、親戚や知人、普段の人の繋がりがある・なしで随分気持ちも変わってくるのではないでしょうか」「困っている人がいたら助ける、それを実践する姿を見せてあげて下さい」「東京で品不足になったことも、そういう現実を見るだけで想像を広げる事ができるでしょう」等のお話をいただけました。お父さんは現地へボランティアに行かれるかもしれない。けれど「お母さん」はそうもいかない。でも、お母さんだからこそ「子どもを育てる」という中に震災への支援・生き抜いていくための種を植えることが出来るのだなあと、とても感銘を受けました。最後に、「子育てが一段落して、再び社会に出て働く」という事についても言及されていたのは、今から40年前にそれを実践された方として、とても重い発言と受け止めました。きっと、「子どもの自立」は同時に「子育てから卒業」という「大人の側の成長」も意味しているのでしょう。「子育ては自分育て」でありますが、それを卒業したら…直ぐ先の事ではありませんが、「子育てをしてきた自分」が何者になっているのか、想像するのも楽しいかも知れませんね。