対人支援のセミナー

 今日は渋谷で、セミナーへ行って来ました。講師は《家族の練習問題》の団先生。児童相談所の方とか、日常的に相談業務を行っている方が多く、幼稚園でもこれから担う事が増えるだろうと感じていて、私も参加しました。
 やや乱暴に言ってしまえば、「家族の問題を捉えるのにフレームを使いましょう」という事だったと思います。つまり、一定の視点を定めて整理してゆく、という事です。息子の算数の問題でも、文章題を表にまとめていく事があるのですが、その時と同じく、項目名がとても大切です。問題の切り分けとも言えるでしょう。
 で、お話を聞き、実習をしたりして楽しく学んだのですが、一番ショックというか感心したのは、話を聞く時の共感の扱いです。今まで私が学んだカウンセリングでは、共感つまり聞き手の感情を重視していたと思います。それが今日は「表明はするが感情で巻き込まれたらダメ」という事をとても強調していました。ま、それはそうです。同情ではなく解決の糸口を探す(当たりを付ける)のが目的なのですから。その辺りにプロとしての凄味を感じました。
 ともあれ、三ヶ月に一回開催されるようですから、今後とも機会を見つけて行ってみようと思います。6時間という長丁場でしたが、あっという間の体験でした。