先か後か

 各学年で、運動会にむけた練習が盛んに行われています。その中で、昨日先生方の話に出ていたのが「練習を先に行なって、ご褒美的に遊び(例えばヤッホー)に行くか?それとも、少しやりたいこと(例えばリレー)をしてから練習するか?」ということ。結論から言えば「どちらでもアリ」だと思うのですが、先生がどのように意識しているかが大切なのだろうと思います。
 たぶん一般的なのは、「やることをしてから、遊びましょう」であると思います。大人の思考はまさにこれで、「働かざる者、遊ぶべからず」といった感じです。しかし「朝のうちに体を動かして遊ばないと、集中して取り組むことができない(という傾向がある)」というのも一つの知見です。つまり「エネルギーの発散や集中を作ってから活動に入った方がよい」という訳です。

 時々、「練習が終わると、子どもたちが嬉々として遊びに行く。これって何だろう」という議論を聞きます。たぶん、練習が(やや渋々)になってしまっていること自体が問題で、それは先生の指導方法(分量や内容の適正化・伝わりやすさなど)とともに「子どもの状況を整える」という要素を見逃してはいけないと思います。先生がリードする、というのを諦める必要はないと思いますが、「子どもの状況に応じるという謙虚さと、子どもの状態を作るという視野の広さ」が必要なのだと思います。

 そして、その上で「いまが壁を乗り越える時!」と感じたら、自分の責任でグイグイ引っ張ること。ただしそれには、「ついていくぞ!一緒にがんばるぞ!」という、子どもからの信頼感が欠かせません。イコールそれは、普段子どもからの思いにどれだけ応えているか?というのが試されると思っています。