ウィンーウィン

 年少さんで、何となく朝涙ぐんでしまう子がいます。先生方もいろいろと対応を工夫してきて、「泣き止むのも早くなってきた」と、嬉しい変化もみられるようになっていました。
 だいぶ落ち着いてきた頃、フッと「年中組さんに遊びに行く」機会があって、行ってみたら大層楽しかったようで、嬉しい気持ちで保育にも入れたようです。先生の見立てでは「年中さんに優しくされたのも嬉しかったようですし、2階に上がれたのも嬉しかったようです。また、お姉さんたちにあこがれの思いを持ったようです」と書かれていました。そして次の日!「今日は泣かずに登園できた」との記載が見られました。
 日々、幼稚園へ出る前に、子ども達がどんな生活をしているのか、具体的には分かりません。想像しても詮無きことです。お母さん方も苦労して出発している子もいることでしょう。けれど、幼稚園で何か気分が変わり、「幼稚園での私」をテコに、成長の姿を果たそうとする。小さいながら健気な姿だと思います。
 一方、年中さんの記録でも、子ども達の「お姉さんぶり」が記録されていました。「どうしたの?一緒に遊ぼうよ」と、お人形を出してくれたり、何か楽器のような物を作ってくれたりと、「別のクラスでも関係をずっと持てる子たちで、他者に心を開いていることが感じられました」とのこと。
 これをwin-winというのですね。