いつ咲くの?


 今日は、年度最後のお御堂参り。ここ数年は、『花咲き山』に決めています。これまでは素話だったのですが、今回だけは読み聞かせです。
 マクラにしたのは「サザンカ・寒椿・椿」の話。それぞれよく似た花なのですが、異なるのは咲く時期。サザンカは咲くのが早いのです。「焚き火」の歌に出てくるのですから、まだ落ち葉散る時期。年明け前ですね。次に咲くのが寒椿。年明けから今頃にかけて咲く花です。そして椿が一番おそい。4月の花祭りで花御堂の飾りに使うのですから、かなり長期間にかけて順々に咲くのですね。
 さて、ご存じ花咲き山の花は、「ふもとの人間がやさしいことをすると、その時に咲く」のです。まぁ勿論フィクションではあるのですが、何ともイイ話だなぁと感じます。
 私も今日はひとつの挑戦をしました。全体的に背景が暗い本ですので、今まではどこかを端折って読んでいたのです。特に「山ができる」のところ。けれど今回は、全部を読み通しました。今年の子どもは最後まで付いてくる、そんな予感がしたのです。
 果たして子ども達は、最後までシーンと聞き入ってくれました。笑うシーンはありません。遠くて絵がよく見えなかった子もいたでしょう。けれど、最後までざわつくことなく、聞いてくれました。
 子ども達ひとりひとりが、いつ、どのような花を咲かせるのか。それは分かりませんし、一斉でもないでしょう。しかし、いつか自分の花を咲かせて欲しい。私の祈りです。