プロセスを見る

 今日は雨になってしまいましたけれど、来月の運動会に向けて様々な練習が進んでいます。「様々な」というのは、体を使う部分だけでない、この時期特有の、子ども達の活動があるのです。

 それは、「勝つための話し合い」です。運動会というイベントにおいて、私たちは「子ども達の成長を、保護者の方に見てもらい、今後の成長の糧にする」ことが価値と考えていますが、子どもの視点からすれば「隣の組に勝つ」「いちばんになる」などが「参加する意義」となるでしょう(表面的ですが、分かりやすい価値です)。
 では「一番にならなかったら、価値がない」のでしょうか?そんなことはありません。実際に子ども達の姿を記録した、先生方の日誌を読んでいると「綱引きで、悔しい思いをした。どうしたら勝てるのか、自然とみんなで考える姿が見られた」などの記述があります。「頑張る」のも大事だけれど、その精神論以上のものを見つけ出そう。どんな練習をすればいいのか、どこに気をつければいいのか、観察しよう、比べよう。そういった具体論に落ち着いていくことが多いです。
 結局、このプロセスの中に私たちは成長を見ています。当日の分かりやすい「勝った、負けた」の裏で、トータルしてみると「どちらも大きくなった」というのは、これ=共通の目的に向かって力を合わせていけるようになる=を指しているのだと思います。