「失礼します…」


 雨が続いたこともあるのでしょうが、職員室にいると、子ども達が(先生と一緒のことも)時折やってきます。
「失礼します…」「はい、どうしたの?」
 いろんなパターンがあるのですが、物を借りに来たり、使いに来たり、相談に来たり。時には「園長先生ごめんなさい…」ということもあります。そんな中、今日は年長さんが度々やってきました。

 「お店(ごっこ)で遊ぶのに、これを使ってもいいですか?」家にあった造花です。「髪飾りを作りたいの」ということで、「どうぞどうぞ、使って下さい。だけど、新しく買う事はないよ。いまある数だけでね」
 「この厚紙の切れ端、使えないかな。どうすればいいかな」

それぞれのお部屋にもある程度の材料はあるのですが、「職員室にしかないもの」もまた、あるのです。材料が多彩ならば、それだけ表現できる事も増えるでしょう。工夫の甲斐もあります。ノックして「失礼します」は勇気の必要な事と想像しますが、その材料を手に入れる過程で経験すること(ちゃんと自分の意思を伝えて、応じてもらうこと)も、また育ちの元であると思うのです。