どれが本物かと

dorehon2016
 月曜日はお御堂参りということなのですが、「昔話全集」のようなものを見ていると、「猿蟹合戦」は秋に配当されていることがあるのです。確かに「柿の実がなってきたね」よりも「柿の実が美味しそうに色づいてきたね」の方が、話の枕としては有意義そうです。
 ということで、今回も「みんながよく知っているシリーズ」としてお話しました。例によって園長先生がお話を間違えたりした(蜂の友だち→蚊の友だち)のですが、子ども達はちゃんと指摘してくれました。謝る園長の姿を見て、子ども達も「間違えたら、謝ればいいんだ」と分かってくれたでしょうか。
 さて、年長組は造形で「彩りかぼちゃ」を作りました。新聞紙をまるめてコアとなる部分を作り、先日染めておいた「かわ」を貼っていきます。お陰で写真のような、「どれが本物か良く分からない」ほどの質感を備えた作品に仕上がりました。
 これ実際には、和紙を張り子にしていくのですが、かなり水っぽいので手がどんどんべとべとになっていきます。けれどもそれを含めて楽しさを感じていたようです。「滞る子が殆どいない」というのは、進め方としてとても優れていると思います。
 また、他の組では幼稚園探検をして、何やら柑橘類が実っているのを見つけたようです。「採ったら食べる(青くても)」というのがルールですので、先生もおっかなびっくりだったようですが、成果は上々、甘くなっていたようです。子ども達がお母さんに「こっそり」教えてくれるかも知れませんよ。
 また、近々べつの果物を、子ども達に配れると思っています。まだちょっと硬いのですが(柔らかくなりはじめが園長にはベストです)、日々試食(チェック)しておりますので、今暫くお待ち下さい。