制作の日々

 幼稚園では、ふたば組を含め「お買い物ごっこ」に向けた日々を送っています。学年による差が非常に大きく出る行事で、同じ時間を過ごしていても経験していることはかなり異なります。年少さんは、やはり経験が少ないので「○○をしたいけれど、一体どうしたら…?」の子もいます。先生が具体的な提供をしたり、子ども達どうして見て真似をすることから作成が始まっていくようです。実際の材料にせよ、スキルという材料にせよ、余り多くないですから、導かれて行う段階なのだろうと思います。
 年中さんでは「僕は・私はこれをやる!」という気持ちが強くなっていますから、「クラスみんなで・集団の活動として如何に成立させるか」という課題が出てきます。当然おのおのの思いが衝突することもあります。子ども達は「物を作る」ことに興味が向いていますが、先生達は「それを通した集団の動きや変化」を見ています。
 年長さんになると、「やろう」と決めたことはどうにか作り上げる力を持っています。その上で、「どうやって売るか」というやりとりを想像した活動が目立ちます。自分が→クラスが→買い手が…という視野の広がりがあるのですね。「もう、自分が終わったからってドタバタ走らないで!」と女の子が一喝していた…という話も出てきました。それは…担任の姿を見ているからですね(笑)。