ミツバチの来訪

 
園庭には、姫リンゴの花が咲いています。結構大きくて、可憐な感じ。植えてくれたのは、もう中学生になった先輩方です。ここ数年は相当な数の果実をつけていて、去年も「食べていいですか~」と最初の子が来てから、3・4日ですっからかんになりました。
 さてさてリンゴの花です。日差しもあり、白く輝いているようですらあります。よく見ると、小さな虫が…蜜蜂が盛んに飛んでいました。「こんなに見るのは久しぶりだな」と思うと共に、「ミツバチが減って受粉が大変」といったニュースを思い出しました。
 子供たちから見れば、どんなハチも「怖い対象」なのかも知れません。しかし、かなり多くの植物が、彼らによって実をつけている訳で、「ハチは危険だから駆除しましょう」という単文では終わらない話です。「農薬によってかなりのミツバチが影響を受け、死んだり帰れなくなっている。食料の3分の1は彼らに世話になっているのに!」という報道を目にすると、あの小さな虫が、回り回って私達の食を支えていることに気付かされます。そして、子どもと一緒に「花の蜜を集めているんだね。忙しそうだね」と言えるような気がします。
「自分にとって」という仕組み=縁=を、いかに迂回して考えられるか。迂回すればするほどに、関わる相手が多いことが、そして「できる範囲で担っている」ことが見えてくると思います。
 どんなにそれが遠回りな縁でも、自分に連なり自分の一部をなしていることは間違いないのですから、「自分は、自分以外の全てによって成り立たせてもらっている」と、お坊さんぽい事をフッと考える時が来ても、よいのではないかと思います。