はしる

 幼稚園は、朝9時に玄関の扉を開きます。それに至った経緯はあるのですが、今日も「カウントダウン」をしていて、気付いたことがありました。
 まずは、フライングする子がいる、という事です。とにかく皆で声を合わせて「10,9…!」とカウントしていく、そのものが楽しいのでしょうね。もちろん時計とずれていますから、不安そうに私の顔を見て…収まっていくことが多いです。
 私としては、「時計がよめる…それぞれの針の意味を知り、1秒という時間の感覚を身に付ける」ことを目指してはいるのですが、こういった「熱気」をどう扱うか、悩ましいところです。
 もう一つ、悩ましいのは「カウントがだんだん速くなる」ということです。合奏などでは「はしる」と表現される状態。これまた気持ちの盛り上がりに伴っておこる現象です。スタートは8:59:50、つまりぴったりであっても、最終的には1秒以上はやく終わってしまいます。
 こちらは制御が難しいです。時計はしっかり見えるように出していますが、それを守るよりも熱気の方が勝ります。「幼稚園のスタートを、期待と喜びをもって迎える」姿としてグッドなのですが、「時計を読めてはいないな…」という思いも同時に持ったりして、ちょっと複雑です。