虹を見せたい

mizu 今日も暑くなりました。こんな日は…と思っていたら、年中さんが出てきて水撒きを始めました。みるみる子ども達の帽子や頭が濡れて、髪の毛がキラキラしています。この写真はジャングルジムの上から撮っているのですが、遊んでいるのはちょうど北側、先生が東を向いて水を出しています。
 先生に、一瞬見えたのでしょう。「ねぇ、虹が見えるよ。見てごらん」と促しました。すると子ども達は当然、先生の方を向きます。つまり西側を向くわけです。すると…見えない。
 ご存じのように、虹は太陽の反対側に見えます。だから先生から虹が見えるとき、同じ向きでなければ見えないのです。固形物として「どーん」と存在していない以上、なかなか伝えるのは難しい。何度か霧吹きして、何度か促して…何人かには見えたのでしょうか?
 当たり前の話ですが、暑い時にとれる対策はたくさんあります。それこそ腕まくりをしたり服を脱いだりといったものから、扇風機をかける、クーラーにあたる、喫茶店に逃げ込む…。「一つの課題について、解決策はたくさんあるよ!」と知っているのは、賢いことだと思います。選択肢が少ないのは、それだけ不器用とも言えます。
 しかし、現実には「お金で解決」できるからと、「楽だから」という価値観が入ってくることが往々にしてあります。実際、「楽だから、このやり方」という思考回路は、私もよく使います。けれど、「楽だから」を選ぶと、大抵「虹は見えない」ことになります。「虹が見えるかどうか」は視界の外へ行ってしまいます。「暑いなぁ」という時、「涼しくなる」だけでなく、「虹も見せたい」を思いつくのは、素敵なことだと思います。