最終列車の後で
今日は3学期最初のお御堂参り。何か寒さに因んだものはないかと思って探していたら、「霜柱をテーマにしよう!」と思いつきました。しかし、霜柱の絡む昔話って、どうもないようです。余りにもありふれた物だからでしょうか。しかし、探してみると件の「最終列車の後で」が見つかりました。山の上から深夜に列車が走り、それが麓へ冬を運んでいくというストーリーです。最後に列車が戻ってくるのですが、そこがファンタジックで気に入り、ついでに「霜柱」も列車に乗せてお話しました。2学期のうちからそうだったのですが、今日も子ども達はシーンと、水を打ったように正座していました。何だかとても感動してしまったのですが、思えば子どもはテレビを見ている時とかも静かです。「子どもはザワザワしているもの」というのは、全くの先入観だなぁと思いました。でも、やっぱり笑いたかったんでしょうね。「面白い、笑える場面はいつ来るのかな?」という期待に満ちた視線を感じました。面白いところでは笑い声も起き、体も揺れます。それが収まると、またシーン。よく集中している姿でした。こういう日は、その後の活動も集中力が特に高いようです。「集中して、疲れた!」というのは、家に戻ってホッとした時まで取っておけるのですね。