旅立ち
幼稚園の池には、いろんな生き物がいます。2月頃に生み付けられた蛙の卵がかえり、オタマジャクシが沢山泳いでいましたが、最近になって次々と蛙になり、続々と上陸を果たしています。蛙は呼吸が変わるので、水の中だけにいると溺れてしまいます。(だから飼うときには石を入れなければならないのです)彼らは何せ今まで水の中にいた訳ですから、上陸すると動きの遅いこと。見つけた子ども達が次々つまんで、池の中へ戻してくれます。大人としては「うーん、放っておいて欲しい」と思うと共に「生命に触れる機会だから子どものしたいように放っておこうか」、という両方の思いに駆られます。結果せめて「踏まないように気をつけて歩いてね」ということに。すぐに「あ、これ踏まれてる」と気づく子ども達。見る目ができた瞬間でした。