戻ろう 戻ろう

 今日は暖かかったですね。七五三の集いもあったのですが、ヤッホーへ行くクラスも多かったです。私が見に行った時は、丁度年少さんが戻るところでした。短いとはいえ道路を渡るので、先生はちゃんと「その時の注意」を話しています。車が通ることは滅多にないのですが、「いつかどこかで役に立つかも」と、欠かさず声を掛けているのです。
 いつかも書きましたが、「しつけとは、正しいやり方を伝え続けること」だと思います。「その場で成果を出す」ではないのだと。よっぽど身に迫った危険であればパッと伝わる・身につくのでしょうけれど、逆に言えば、そうでない事柄は「一度で身に付ける」のは至難の業。「即時できなくていいの。いつか分かってくれれば」という構えの方が、きっとうまくいくのだと思います。むしろ、「この子は聞かないから・性格だから」と諦めてしまう事が、「しつけをやめる」ことに繋がるのだろうと思います。
 …これは、明照幼稚園の考える「遊びということ」にも繋がっているような気がします。試行錯誤して、あちこちブレて、上手くいったり行かなかったり。自分の行動の結果を受け止めながら、行動を洗練していく。そこに学習という変化が現れるのではないでしょうか。