強くなったから!

園庭で転んでしまったりして、傷の手当てをする場合は、職員室で行います。外への出口、私の座席のすぐ側で。今日も膝をすりむいてしまった女の子がやって来ました。「はい、ここ、綺麗にしようね」先生が声を掛けます。「私ね、もう泣かないの」そう、我慢できるんだね。「たんぽぽさんの時は泣いてたけどね」「そうか、お姉ちゃんになったんだものね、強くなったのね」。子どもは、時として自分のことを客観視します。そんな時、自らの成長を感じているのでしょう。まぁ「成長」という程抽象的でなくとも、「昔の私とは違うわよ」という自信と力を感じているのでしょう。その健気さが私は尊いと思います。 手当がすんで、ケガのことなどまるっきり忘れてしまったように走り出す彼女。見ている担任は、きっと二重の喜びだったことでしょう。