広がりますよ!行動範囲
今日は、年少さんたちが園庭の遊具を一回りし、それぞれの使い方を教わりました。遊具にはそれぞれルールがあり、「使い方」だけでなく、社会的な学びの教材にもなっているのです。先生の後についていくのも集団のルール、かわりばんこに使うのもそう。「幼稚園は家庭の延長ではない」というのは、この辺りなのだろうと思います。もちろん、一度説明したからと言って、すぐに身につく訳ではありません。むしろこれから、「僕が先だ!」とか「貸してくれない!」とか、いろんなトラブル・ぶつかり合いが発生していくのでしょう。そうした経験から学んでいくと、「かわりばんこ」「一緒に」という言葉が実体を持っていくのだろうと思います。言葉は口から発すれば、誰でも同じものが出てきます。しかし人間は分かるのですね、それを発した人の経験の重さを(メールや活字では伝わらないでしょうけれど)。今この幼い時期に(辛い事を含め)色んな経験をしていく事こそが、一人一人の言葉に重みをプラスしていくのだと信じています。