展開して

 今日は年中組さんに入れてもらいました。前に立っているのは教育実習の先生。私ですら30年以上前の実習を覚えているほどですから、かなりドキドキの時間だったと思います。主活動は「紙皿でコマを作る」「製作したもので遊ぶ」ということでシンプルに見えるかも知れませんが、幼児にとっては「身の回りの自立」が大切ですから、「教育機関として、あえて挙げるなら」これらが内容となります。
 ほぼ2週間おなじクラスに入っていたので、子ども達との関係もできてきている様子。新鮮味と慣れという、距離感としては丁度いい塩梅かと思います。学生さんの声も「伝えよう」という意志がこもったもので、萎縮もしていませんでした。

 作るにあたっての説明とか、配る手順がとか、細々と気づいたところはあるのですが、「作って完成で終わり」ではなかったことに感心しました。「しばらくコマを回して遊び、模様を楽しむ」だけにとどまらず、「端をこうやって折ると、ブーメランみたいになるよ。ホールへ行ってみんなで投げて遊ぼう」という展開を用意して、さらに「グループに分かれてリレーしよう」まで。もはや「まわす」要素はあまりないのですが、とにかく夫々で子ども達は楽しんでいました。
 実習には「部分実習」と「一日実習(責任実習)」があり、「部分」では「ここまでやったら終わり。担任に(主導権)バトンを返す」があるのに対し、「一日」は子どもが帰る迄ですから、「ゴールテープまで走り続ける」ようなものです。「何かを作る」ことは計画してできても、「どのように展開して遊ぶか?使うか?」というのはかなり想像力を必要とする部分です。子どもの指向はどうか?時間はどの程度見るか?危険があるとすれば?色々と考えなければなりません。
 また、今回は「コロナ禍ならでは」の注意点もありました。換気・パーティションの出し入れ・昼食を黙って・手指消毒・そしてマスクをしている故のコミュニケーションの難しさ。…まあ、イレギュラーなことなのですが子ども達と関わる以上は意識してもらいました。お疲れになったと思います。でも、子ども達は先生を気に入ったようでした。また、幼稚園に遊びに来てくれるといいですね。