各々での

 子ども達が幼稚園に慣れてくるにつれ、様々な形で活動をしながら、先生方は同時にアセスメントもしています。つまり、「この子にはどんな課題や挑戦がいいのか?どんな言い方やアプローチがいいのか?」という個々の状態の理解を始めているのです。一人一人の育ちは各々ですが、クラスとして活動するにはそう沢山を並行することはできません。なるべく多くの子をカバーしつつ、個別のフォローを行っているということです。今日も年少組のクラスへ行ったら「ふきながし」が沢山吊るしてありました。これは年少さんにとっては「楽々できる」ものではありません。それぞれが思い描く完成品に向かって頑張り、先生方も形になるように援助し…つつ、子どもの現状を見ているのです。

 年中組では、それぞれクラス単位での遊びが行われていました。片方ではリトミック。「音楽と体の操作を関連づける」というのが大本で、先生の弾くピアノに合わせて歩いたり走ったり跳ねたり立ち止まったり…倒れたり。この「バーン」というのが子ども達は面白いようで、毎回笑い声が起きていました。集団での行動はホモサピエンスの行動形態。「一緒にやると、面白いね」というのはたぶん本能レベルのことだろうと考えています。
 お隣では「色おに」をしていました。昔からある、懐の広い遊びです。先生も一緒になって笑顔で探し回り、また言葉やルールの理解度を見ていたのだろうと思います。伝承遊びって、本当に「人数も性別も道具も関係なく、環境に関わっていく遊び」だなぁと思います。道具を買わなければできない遊びが増えていますが、この敷居の低さは、イマドキの遊びにはないと思います。

 いずれにせよ、子ども達は日々様々な出会いと経験を積み重ねています。その中で気に入ったものがあればさらに繰り返していくでしょう。その「自ら繰り返す」ことで「身に着ける」、これを成長と呼ぶのかも知れません。